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本紙編集長榎本ゆかりがこれまで取材してきた情報を元に、家主相続の現場やこれからの賃貸市場について思うままに書き連ねた注目ブログ。


by zenchin

持ち家志向の若年化

「賃貸」今や昔?

という業界関係者にとっては、ただ事ではない見出しが昨日新聞に出ていました。
記事は最近の若い人たち、特に20代の持ち家志向が強くなっているという内容。
たしかに、最近私の同級生から(といっても悲しいかなもう20代ではありませんが)、30歳でマイホームを取得したという知らせが増えています。
それにしても、若くしてマイホームを取得するのは金銭的にかなり頑張らないと難しいですよね。なぜ、そこまでして若いうちからマイホーム取得を急ぐのでしょうか。

多くの専門家は金利上昇への不安や供給物件の増加などを理由として挙げていますが、私はそれ以上に住宅にこだわる人が増えてきたことが大きな理由のような気がします。

若い人たちにとってのマイホーム、つまり分譲住宅と賃貸は何が違うのか考えてみましょう。
家賃と物件の設備・仕様などのグレードを比較して、「お得」と感じるかを考えると、今はどうしても分譲の方に勝算がありますよね。だから、この傾向は時代の流れからしてよく理解できます。
しかし、だからといって、賃貸の入居者は減少傾向になるのかというと、それは家主さんの努力次第ではないでしょうか。

「賃貸だから最低限の設備・仕様、無難な間取りで良い」などという常識は通用しなくなってきています。早くそのことに気づいて、実行に移す家主さんは、逆境にも負けないでしょう。
賃貸経営のヒントは、全国賃貸住宅新聞や賃貸住宅フェアにたくさんありますので、ぜひ参考にしてください。

【全国賃貸住宅新聞社ホームページ】(http://zenchin.com)まで。
by zenchin | 2006-08-16 23:46