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本紙編集長榎本ゆかりがこれまで取材してきた情報を元に、家主相続の現場やこれからの賃貸市場について思うままに書き連ねた注目ブログ。


by zenchin

雇用形態の変化

昨日の日経新聞でご覧になった方もいると思いますが、社宅契約事務代行を行う日本社宅サービスが派遣スタッフ用の社宅提案をスタートするそうです。

「えっ、派遣にも社宅!?」

正直、驚きました。時代は本当に変わりましたね。

もっと驚いたのは、この記事を読んだのが、その日本社宅サービスに向かう途中だったことです。ラッキーなことに昨日同社の社長に会うことになっており、その件について直接話を聞くことができました。

興味深かったのは、今後人材確保のために住宅制度の整備が重要になってくるという話でした。確かに優秀な人材を確保するためには、より良い条件を整えることは重要ですが、住宅というのはその一つとしてウェイトは大きい。
特に近年がニーズが高まっている派遣スタッフについては、派遣業者各社が人材確保に四苦八苦しているとのこと。そういえば、今人材派遣の広告たるやものすごく目に付きますよね。

ドラマ「ハケンの品格」ではないですが、あえて派遣という雇用形態を選ぶ優秀な派遣スタッフは増えてきているのでしょう。この方たちは時給も高いですし、他社に登録していたとしても、自社の仕事で働いてほしいと考えています。
また、首都圏在住者だけではまかないきれない中で、地方の人材をいかに首都圏の勤労者として取り込めるかを模索していたようです。

こうした状況を踏まえ、派遣業の分野にいち早く着目した同社。実はすでに派遣業大手パソナの派遣スタッフ用の住宅制度を手がけていたのです。そのプロジェクトで同事業の手応えを感じ、4月から本格的に乗り出すようです。

ライフスタイルの変化と住宅は密接な関係があります。
今後賃貸住宅運営戦略を考えていく上でも、敏感に「変化」を感じ取ることが必要であると改めて実感しました。

弊紙では今後、このライフスタイルの変化と賃貸住宅をテーマにした連載を予定しておりますので、ご期待下さい。

ひきつづき、週刊全国賃貸住宅新聞もよろしくお願いします。
【全国賃貸住宅新聞社ホームページ】(http://zenchin.com)まで。
by zenchin | 2007-03-08 02:51