最近よく耳にする言葉の一つに“認知症”があります。
認知症患者をめぐる事件やトラブルなど社会問題としてニュースでもよく取り上げられています。
ただ私は、周りに認知症の方がいないので、あまりピンと来ていませんでした。
ところが、先日、ある話を聞いてとても関心を抱くようになりました。
というのも、先週、相続問題や借地問題などの相談を手がける専門家にお会いしたのですが、その方が「最近、相続の相談で数件、親が認知症というケースが立て続けにあったんだよ。認知症になってしまうと対策が取れないから大変なんだよね」とお話しされたからです。
なぜ、親が認知症にかかると対策が取れないか。
わかりやすくいえば、判断能力のない人が他人の口座にお金を移すことや、所有物件の売買の決済をすることなどができないからです。
それなら成年後見制度があるじゃないか、と思われる方もいると思いますが、成年後見制度はその人にとって利益になるかどうかわからないことに対して、なかなか行使できないのです。
つまり、相続対策といっても、法定相続人が被相続人の意思に反して財産を勝手に扱ってしまう恐れがあるからです。
寿命大国日本において、ますます認知症患者は増えるでしょう。
認知症にかかってからでは対策は困難です。
相続対策を考えている方は健全なうちに少しでも早く手を打つことが重要です。
まさに「相続は事前対策に勝るものはなし」ですね。
さて、全国賃貸住宅新聞で私の連載コラム「知られざる家主相続の現場」が再スタートしました。
月1回ですが、ぜひまたご拝読のほどよろしくお願い申し上げます。
【全国賃貸住宅新聞社ホームページ】(http://zenchin.com)まで。
認知症患者をめぐる事件やトラブルなど社会問題としてニュースでもよく取り上げられています。
ただ私は、周りに認知症の方がいないので、あまりピンと来ていませんでした。
ところが、先日、ある話を聞いてとても関心を抱くようになりました。
というのも、先週、相続問題や借地問題などの相談を手がける専門家にお会いしたのですが、その方が「最近、相続の相談で数件、親が認知症というケースが立て続けにあったんだよ。認知症になってしまうと対策が取れないから大変なんだよね」とお話しされたからです。
なぜ、親が認知症にかかると対策が取れないか。
わかりやすくいえば、判断能力のない人が他人の口座にお金を移すことや、所有物件の売買の決済をすることなどができないからです。
それなら成年後見制度があるじゃないか、と思われる方もいると思いますが、成年後見制度はその人にとって利益になるかどうかわからないことに対して、なかなか行使できないのです。
つまり、相続対策といっても、法定相続人が被相続人の意思に反して財産を勝手に扱ってしまう恐れがあるからです。
寿命大国日本において、ますます認知症患者は増えるでしょう。
認知症にかかってからでは対策は困難です。
相続対策を考えている方は健全なうちに少しでも早く手を打つことが重要です。
まさに「相続は事前対策に勝るものはなし」ですね。
さて、全国賃貸住宅新聞で私の連載コラム「知られざる家主相続の現場」が再スタートしました。
月1回ですが、ぜひまたご拝読のほどよろしくお願い申し上げます。
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by zenchin
| 2007-02-25 00:14